次に、CityEngine Web ビューアーを使用する際に発生する可能性がある問題と、推奨される解決策を示します。
CityEngine Web ビューアーを開く
Web シーンの表示
CityEngine Web ビューアーを開く
CityEngine Web ビューアーを使用するには、デスクトップ Web ブラウザーが、3D グラフィックスを描画するための Web の技術標準である WebGL をサポートしている必要があります。Chrome、Firefox、Safari、Internet Explorer、Edge デスクトップ ブラウザーの最新バージョンには、WebGL が内蔵されています。現在、CityEngine Web ビューアーはモバイル デバイスではサポートされていません。お使いのブラウザーで WebGL が有効になっているかテストするには、get.webgl.org を開きます。WebGL 関連の問題のトラブルシューティングについては、「WebGL のトラブルシューティング」をご参照ください。
Internet Explorer
- Internet Explorer バージョン 10 以前は WebGL をサポートしていないため、CityEngine Web ビューアーが動作しません。
- Internet Explorer (IE) 11 は、実験的に WebGL を実装しており、現在は CityEngine Web ビューアーのすべての機能はサポートしていません。Internet Explorer 11 の更新バージョンによっては、次の機能が正しく動作しないか存在しません。
- Internet Explorer 11 バージョンおよび WebGL 0.91
- サポート対象外
- Internet Explorer 11 バージョンおよび WebGL 0.92
- 影なし
- アンチエイリアスなし
- 点滅 (Z バッファーの精度関連の問題)
- Internet Explorer 11 バージョンおよび WebGL 0.93
- 影の拡散なし
- 点滅 (Z バッファーの精度関連の問題)
- Internet Explorer 11 バージョンおよび WebGL 0.91
Safari
Safari の一部の古いバージョンでは、デフォルトで WebGL が有効化されていません。WebGL を有効化するには、次の手順に従います。
- ホイール アイコンをクリックして、[環境設定] をクリックしてから、[詳細] をクリックします。
- [メニュー バーに開発メニューを表示] の横にあるチェックボックスをオンにします。
- 有効化された [開発] メニューで、[WebGL を有効にする] をクリックします。
Firefox
Firefox の一部の古いバージョンでは、デフォルトで WebGL が有効化されていません。WebGL を有効化するには、次の手順に従います。
- アドレス バーに「about:config」と入力します。
- 「WebGL」を検索します。
- [webgl.disabled] が false に設定されていることを確認します。
- [webgl.force-enabled] を true に設定します。
コンピューターのハードウェアに WebGL をサポートしているグラフィックス カードが搭載されていて、グラフィックス ドライバーが最新になっていることを確認してください。WebGL の要件の詳細については、「WebGL のトラブルシューティング」をご参照ください。
Web シーンの表示
WebGL は、システムのグラフィックス カードを使用します。そのため、CityEngine Web ビューアーのパフォーマンスは、お使いのグラフィックス カードの性能に直接的に依存します。複雑なコンテンツを含む大きな Web シーンほど、多くのシステム リソースが必要になります。システムの性能が低い場合、このような Web シーンに対して対話性が低くなる可能性があります。
パフォーマンスを向上させるための推奨事項は次のとおりです。
- [設定] ウィンドウで直接的な影と影の拡散をオフにします。
- 一度に開く CityEngine Web ビューアーは、1 つだけにします。CityEngine Web ビューアーまたはその他の WebGL コンテンツを実行しているその他のブラウザーのタブまたはウィンドウを閉じます。
- ArcScene など、グラフィックスのハードウェアを使用しているその他の 3D アプリケーションを閉じます。
- ビデオ ドライバーが最新であることを確認します。
- Web シーンがグラフィックス カードのビデオ メモリより多くのメモリを必要とする場合、パフォーマンスが大幅に低下したり、対話操作が遅くなったりする場合があります。もっと軽量な Web シーンを開くようにするか、グラフィックス カードをアップグレードすることを検討してください。