このトピックでは、Webhook を使用する際に発生する可能性がある疑問または問題点と、考えられる解決策を提示します。
はい。 Webhook を構成するには、ArcGIS Enterprise ポータルから到達可能なペイロード URL を使用する必要があります。 このためには、カスタム アプリケーションを構築して内部サーバーにデプロイします。
ユーザー、グループ、アイテム用に組織の Webhook を設定する場合は、詳細パラメーターの構成により、ポータルでペイロードの送信に失敗したときの配信の再試行の方法とタイミングおよび、ペイロードの配信試行が続けて失敗する場合に Webhook を非アクティブ化する非アクティブ化ポリシーを決定できます。 ポータルで到達不能または応答しないペイロード URL または Webhook レシーバーへのペイロード配信が試行されると、設定した詳細パラメーターによって、ポータルでのペイロード配信の再試行回数が決定されます。 これらの再試行にも失敗した場合、非アクティブ化ポリシーに 1 回の失敗としてカウントされます。
また、Webhook の通知ステータスを表示し、試行されたペイロード配信をすべて確認して、配信が成功したかどうかを判断することもできます。
注意:
現在、サービス Webhook では、ペイロードの追跡および非アクティブ化ポリシーはサポートされていません。
サービス Webhook は、ArcGIS Enterprise の基本配置のすべての主要コンポーネント (ArcGIS Data Store、ArcGIS Server、Portal for ArcGIS) に働くため、高可用性と障害復旧に関連するコンポーネントのレジリエンス パターンの多くを継承しています。 GIS サーバー サイトからコンピューターを削除するなど、Enterprise の配置に変更を加えると、サービス Webhook が機能を再開するまで数分間のダウンタイムが発生する可能性があります。 サイトの変更後、フェデレーション サーバーを再整合チェックすることで、発生するダウンタイムを抑えることができます。 まれに、Webhook の機能を再開するために、関連する GIS サービスを再起動する必要がある場合があります。 この手順が必要な場合、サービスの再起動が必要なことを示す [警告] レベルのログ メッセージがサイト ログに記録されます。