地理情報
このトピックの内容
アカウントを作成すると、ポータルに地理情報を追加できます。 この情報には、マップ、レイヤー、アプリ、ツール、およびファイルが含まれます。 この情報は、組織や Web から取得できます。
ポータルに追加した情報は、組織内のメンバーと共有できます。この情報を使用して、データ ファイルからマップを作成して Web マップに埋め込んだり、住所ロケーターやその他のツールを使用するアプリを開発したり、デスクトップ アプリで使用するレイヤーをダウンロードしたりするなど、さまざまなタスクを実行できます。 また、自分だけがアクセスできるように、これらのアイテムをプライベートのままにしておくこともできます。
マップ
マップは有益な空間情報を視覚的に表現したものです。マップには通常、ベースマップ、データ レイヤー、範囲、および凡例が含まれています。 Web 上にある対話型マップには、ズーム、画面移動、地名検索、ブックマークなどのナビゲーション ツールも含まれます。これらのマップでは、道路地図から衛星画像へ変更するなど、ユーザーがベースマップを変更できます。
最も魅力的なマップは、地理空間におけるトレンドとパターンを説明するものです。たとえば、これらのマップでは、人々が家を購入する場所、海面温度が変化している場所、夏季に象の群れが移動する場所などについて説明できます。マップを作成する際は、伝えたいことを最もよく示すデータをオーバーレイします。たとえば、地形ベースマップを選択し、ビジネス データ (利用可能な材木の場所など) のレイヤーと参照情報 (境界やラベルなど) のレイヤーを追加できます。 これらのマップは、データをただ表示しているのではなく、意図した目的を説明するための情報を共有しています。
Web マップは、最も一般的なタイプのマップです。これらのマップは、Web ブラウザー、モバイル デバイス、およびデスクトップ マップ ビューアーで開いて使用できます。その他のマップのタイプには、ArcMap ドキュメント、マップ パッケージ、およびタイル パッケージがあります。
レイヤー
レイヤーは、境界線、野鳥観察、ローカル イメージ、履歴火災範囲など、地理情報の特定のコレクションです。これらは、マップやアプリで使用されます。 データ レイヤーは、ポータルや GIS サーバーでホストしたり、外部の URL から参照したりできます。 主要なレイヤーのタイプには、マップ レイヤー、フィーチャ レイヤー、およびテーブルの 3 つがあります。
マップ レイヤー
マップ レイヤーは、位置および縮尺別に分類されたレンダリング済みのマップ カートグラフィのコレクションです。 マップ レイヤーは、動的に表示したり、キャッシュされたイメージ タイルとして表示したりできます。マップ レイヤーはユーザーのコンテンツの一部として管理したり、マップまたはアプリで参照したりすることができます。 マップ レイヤーには、ホスト タイル レイヤー、マップ イメージ レイヤー、およびイメージ レイヤーが含まれます。
ダイナミック マップでは、マップを表示しているクライアントからの要求に応じて画像が生成されます。マップを参照するたびに、新しい画像が生成されて表示されます。ダイナミック マップには、マップ イメージ レイヤーとイメージ レイヤーを含めることができます。マップ イメージ レイヤーは、ベクター データ (ポイント、ライン、およびポリゴンstrLine に基づいています。 イメージ レイヤーは、ラスター データに基づきます。これらは、一般的に衛星のセンサーで取得された画像やその他の情報を格納するために使用されるセルのグリッドです。
キャッシュされたマップは、サーバー上で事前に生成された特定の地理範囲、投影法、および詳細レベルのイメージ タイルで構成されたコレクションです。サーバーはマップが要求されるたびに画像を配信するため、キャッシュされたマップでは複雑なマップの高速表示がサポートされます。キャッシュされたマップには、ホスト タイル レイヤー、マップ イメージ レイヤー、イメージ レイヤーなどがあります。
フィーチャ レイヤー
フィーチャ レイヤーは、特定の地理フィーチャをグループ化したものです。 コレクション内の各フィーチャには、位置、プロパティ セット、マップ シンボル、およびポップアップが含まれています。編集の操作性を向上させるために、フィーチャ レイヤーでは、フィーチャにクエリを実行し、テンプレートを使用してフィーチャをリアルタイムに編集することができます。 フィーチャ レイヤーはユーザーのコンテンツの一部として管理したり、マップまたはアプリで参照したりすることができます。 一部のフィーチャ レイヤーのコンテンツはダウンロードできます。 Web から追加するレイヤーがセキュリティで保護されている場合は、「セキュリティで保護されたサービスへの接続」をご参照ください。
フィーチャ コレクション
カンマ区切り値 (CSVstrLine ファイル、シェープファイル、GPS Exchange Format (GPX) ファイル、およびマップ メモなどのアイテムは、フィーチャ コレクションとしてマップに追加できます。 フィーチャ コレクションは、フィーチャ レイヤーのタイプの 1 つです。追加したフィーチャ コレクションは、マップの一部として保存できます。また、レイヤー プロパティ メニューで [レイヤーの保存] をクリックすると、フィーチャ コレクションを独自のアイテムとして保存できます。 このアイテムは、[マイ コンテンツ] に新しいフィーチャ コレクションとして表示され、他のユーザーと共有したり、複数のマップに追加したりできます。
フィーチャ コレクションをマップの一部として保存する場合、そのデータはマップの一部として保存されます。データを編集するなどしてフィーチャ コレクションに加えた変更は、マップにのみ反映されます。このフィーチャ コレクションの派生元である CSV、シェープ ファイル、マップ メモに変更は適用されません。
フィーチャ コレクションを独自のアイテムとして保存した場合、データはフィーチャ コレクションのアイテムとともに保持され、マップの一部としては保存されません。データを変更するなどしてフィーチャ コレクションのアイテムに加えた変更は、[レイヤーの保存] をクリックすると保存されます。 フィーチャ コレクションのアイテムを他のマップで使用する場合、変更はそのマップにも反映されます。フィーチャ コレクションのアイテムが [マイ コンテンツ] から削除された場合、他のユーザーはそのアイテムを利用できなくなります。
テーブル
テーブルには一連の行と列が含まれ、各行 (レコードstrLine は区画や電柱などのフィーチャを表し、各列 (フィールド) はフィーチャの平方フィート、高さ、長さなどの特定の属性を示します。 テーブルには、住所などの位置情報が含まれる場合と、位置情報が含まれない場合 (たとえば、名前と給料の単純なリスト) があります。
ファイル
ファイルは、顧客リスト、住所、画像、位置情報など、組織と共有できる静的な情報の特定のコレクションです。コンピューターまたは Web からファイルを追加することができます。 また、ホスト Web レイヤーとしてファイルを公開することもできます。
ツール
ツールは、道路および住所の検索、ジオプロセシング、場所の検索、ルート解析、ジオデータベースへのアクセスなどの解析機能を実行するサービスです。また、ロケーター パッケージやジオプロセシング パッケージをツールとして追加することもできます。
アプリ
アプリとは、投票所のモバイル アプリや北極の氷の流れを示す Web アプリなど、特定の使用用途を対象にマップ、データ、およびツールを組み合わせたものです。 アプリは、テンプレートを基に作成したり、API を使って開発したりできます。 通常、アプリケーションは、マップの情報を基に構築され、付加的なアプリケーション固有のカスタマイズによって補完されます。
アプリはユーザーのコンテンツの一部としてホストしたり、個別に管理して、アプリ URL を使用して Web サイトに追加したりできます。 アプリケーションにはアドインを含めることもできます。アドインとは、デスクトップ アプリケーションのプラグインとして、カスタム タスクを完了するための補完機能を提供するカスタマイズ ファイルです。