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ルートの計画

[ルートの計画] は、複数車両が最短時間で一連の訪問先を訪問できるルートを決定します。

訪問する必要がある訪問先および訪問先を訪問するために利用できる車両の数を指定します。このツールは、車両に訪問先を割り当て、各車両が割り当てられた訪問先に到着できるルートを返します。全体の移動時間を最小化できるように、訪問先の割り当てとルートが計算されます。

訪問先を特定できない場合、それらの訪問先は未割り当てのレイヤーに返されます。このレイヤーには、訪問先を割り当てることができなかった理由を説明するフィールドが含まれます。

注意:

[ルートの計画] ツールがマップ ビューアーに表示されない場合は、ポータル管理者に問い合わせてください。お使いのポータルがルート検索に対応していないか、ユーザーに [ルートの計画] ツールを実行する権限がないことが考えられます。

ルートの計画と 1 台の車両によるルート

ほとんどのユーザーは、車両 1 台でのルート案内について把握しています。この方法では、一連の訪問先を設定し、1 台の車両がそれらの訪問先を最速で訪問できるルートを検索することができます。車両 1 台を使用したルート案内ツールのなかには、ルートを引き返したり、交差したりすることがないように訪問順序を最適に再変更することで、全体の移動時間や移動距離を最短にすることができるものもあります。

[ルートの計画] も同様のツールですが、このツールは、一度に 1 台の車両でルート案内をするのではなく、一度に多くの車両を使用したルート案内を示します。さらに、さまざまなルートに対して訪問先を振り分ける方法や、ルートの訪問先を訪問する際の最適な順序を決定することができます。

ルートの計画を使用するメリット

[ルートの計画] には、次のようなメリットがあります。

  • 通常は面倒な、複数車両のルート作成が簡単になります。
  • 効率的なルートを作成できるため、組織全体の時間やリソースを節約し、燃料使用や自動車による公害を抑制することができます。
  • ポータルに結果を保存できるため、ドライバーとのルートの共有が簡単になります。

例: 建築物検査官

4 人で構成されるある建築物検査官チームは、30 か所を訪問する必要があります。チームのマネージャーは、[ルートの計画] を使用して、各検査官への訪問場所の割り当て方法を確認することができるため、大半の検査官に、8 時間以内の就業時間で業務を遂行させることができます。

開始場所のレイヤーの作成

検査官の就業時間は、車で自宅を出発した時点から始まります。検査官は、直接訪問場所まで運転し、検査を行うと、事務処理のために本社に戻って 1 日の仕事を終了します。

最初にマネージャーは、[ルートの計画] を実行するためのデータを設定し、検査官の名前と住所を記載したスプレッドシートを作成します。マネージャーは、そのスプレッドシートに「検査官」という名前を付け、カンマ区切り値 (CSV) ファイルとして保存します。ポータルにサイン インします。マネージャーのアカウントには、公開者ロールと必要なすべての権限 (作成、更新、削除、ホスト フィーチャの公開、空間解析、ネットワーク解析権限) が付与されています。 マップ ビューアーを開き、「検査官」ファイルをマップにドラッグ アンド ドロップして、住所のリストをジオコーディングします。このリストがポイントのレイヤーになります。

検査官レイヤーを開始場所として繰り返し利用することがわかっているので、レイヤーの右にある矢印をクリックし、[レイヤーを保存] を選択して、ジオコーディングされた住所のレイヤーを [マイ コンテンツ] に保存します。

終了場所のレイヤーの作成

本社をマップに追加する方法は、上記の方法と異なります。[追加] → [マップ メモの追加] の順にクリックし、マップ上の本社がある場所にピンを手動で配置します。このレイヤーを「本社」として保存します。これは、開始場所と同様、[ルートの計画] で毎日使用されます。

また、マップに開始場所レイヤーと終了場所レイヤーも保存します。このマップは、ルート計画を毎日生成するときの作業の開始点として便利な役割を果たします。

訪問先の追加

訪問先の住所は毎日スプレッドシートに追加されるため、マネージャーは、住所のスプレッドシートを開き、それを CSV ファイルとして保存し、ファイルをマップ ビューアーにドロップして住所をジオコーディングするという同じ操作を行います。

生成される訪問先レイヤーは、[ルートの計画] で一度しか使用しないため保存しません。

ルートの計画の実行

[コンテンツ] ウィンドウで、訪問先レイヤーの右にある矢印をクリックして、[解析の実行] を選択します。そこから、[近接エリアの分析] → [ルートの計画] をクリックして、フォームの記入を開始します。

  • 検査官レイヤーがルートの開始場所として選択されています (検査官が休暇を取る場合、マネージャーは検査官レイヤーにフィルターを適用してから [ルートの計画] を開いて、レイヤーから一時的にその検査官を削除して解析から除外します)。
  • 検査官レイヤーの [名前] フィールドには、従業員の名前が記載されているため、マネージャーは、表示される [ルート ID フィールド] オプションで [名前] を選択します。
  • 検査官は、午前 9:00 に一日の仕事を開始するため、カレンダーの日付を選択して、開始時間を午前 9:00 に設定します。
  • [スタートに戻る] のチェックボックスをオフにし、終了場所として本社レイヤーを選択します。
  • 4 人すべての建築物検査官が出勤する予定であるため、[ルート検索する車両の最大数] が 4 に設定されていることを確認します。
  • 検査官が訪問する必要のある訪問場所の数は、日によって変わります。チームで訪問できない数の訪問先がある日もあります。そのような日は、[車両あたりの最大訪問先数] パラメーターを、検査官が検査できると思われる最大の訪問先数に設定することができます。それ以外の日に合計訪問先数が少ない場合、マネージャーは別の方法を採用します。マネージャーは、[車両あたりの最大訪問先数] の下にある [ルート計画] ツールに表示されるメモを確認します。このメモから、訪問先レイヤーに含まれる訪問先の数を把握できます。マネージャーは、レイヤーに訪問先が 30 か所あることを確認し、その数字を 4 (訪問に使用する車両の数) で割ることで、各検査官に割り当てられる均等な訪問先数のヒントを得ます。結果は 7.5 であるため、訪問先が 1 つでも除外されないよう、四捨五入して 8 とします。しかし、一部の訪問先はまとまったエリアに分布しており、それ以外の訪問先はそれぞれが離れた場所に位置しているため、各訪問先に到着するまでの時間がばらばらになることがわかりました。マネージャーは、この数を 12 に増やすことで、近隣の訪問先の集まりまでの距離が短いルートでは、より多くの場所を訪問することができます。遠くの場所までの距離が長いルートでは、訪問先の数を少なくすることができます。結果を比較するために車両の最大数に別の値を使用することで、問題の解決方法を後で再決定することもできます。
  • 検査は約 30 分かかります。この値は [各訪問先での滞在時間] に入力します。
  • マネージャーは、従業員の就業時間を 8 時間に制限したいため、[車両あたりの合計ルート時間の制限] をオンにします。この制限は、移動時間および各訪問先での滞在時間の合計時間に対して適用されます。ただし、制限を 8 時間に設定した場合、従業員がルートの最後に事務処理のために本社に到着した後の時間が考慮されません。本社で事務処理を完了するのに 45 分かかるため、時間制限を 7 時間 15 分に減らします。
  • 出力レイヤーに「Routes to Jobsites」という名前を付け、日付を追加して一意のレイヤー名にします。
  • [分析の実行] をクリックします。ツールによって処理が行われ、結果が返されます。

検査官へのルートの連絡

[ルートの計画] は、多数の車両で多数の訪問先を最適に訪問する方法についての情報を出力します。つまり、このツールは、各車両に、訪問する訪問先、訪問先の訪問順序、および訪問先に到着するための経路の詳細を示した個別プランを割り当てるマスター プランを出力します。マスター プランを実行するために、各ドライバーは、全体プランのうち、自分の担当部分を実行するための方法に限った情報を受け取る必要があります。

ルート名によるフィルター

マネージャーは、出力ルートおよび割り当てられた訪問先レイヤーにフィルターを適用して、特定の検査官には関係のないプランの情報をすべて除外します。これを行うには、出力ルート レイヤーの右にある矢印をクリックし、[フィルター] を選択し、フィルター条件式が [ルート名] で始まり、出力レイヤーのテーブルに表示されているとおりの検査官の名前で終了するように設定します。同じフィルターを割り当てられている訪問先レイヤーに適用します。マップは、1 人の検査官に割り当てられているルートと訪問先を示します。

マップとルート案内の作成

フィルターを適用した後、検査官の必要性に合わせてオプションをいくつか選択することができます。

  • マップを保存して、そのリンクを検査官と共有することができます。検査官は、モバイル デバイスの Web ブラウザーでマップを開くことができます。
  • [すべてのフィーチャへのルート] を選択して、フィルター処理された訪問先レイヤーのフィルターを解除すると、印刷したルート案内が欲しいドライバーのためにルート案内を生成することができます。このオプションを利用できるのは、検査官に割り当てられた訪問先が 20 か所以下の場合に限られます。

すべての検査官に必要な指示がそろうまで、次の検査官のフィルターを作成し、ルート案内を取得したり、マップを保存するプロセスを繰り返します。

スプレッドシートで割り当てられた訪問先を開く

担当エリアをよく知っていて、ルート案内やマップではなく訪問先リストだけが必要な検査官の場合、マネージャーは、割り当てられた訪問先レイヤーをカンマ区切り値 (CSV) ファイルでダウンロードして、それをスプレッドシートとして開きます。スプレッドシート ソフトウェアからフィルタリング、並べ替え、印刷、その他作業を実行することができます。

CSV ファイルをダウンロードするには、割り当てられた訪問先レイヤーの右にある矢印をクリックし、[アイテムの詳細を表示] を選択して、レイヤーのアイテム説明を開きます。[エクスポート] → [CSV ファイルにエクスポート] の順にクリックして、データの CSV ファイル形式の新しいアイテムを作成します。CSV ファイルのアイテム説明 (自動的に開く) で、[開く] → [ダウンロード] の順にクリックして、ファイルをローカルに保存します。

超過した訪問先

割り当てられなかった訪問先や、想定外の遅延のために到着できなかった訪問先の情報をコピーして、翌日に [ルートの計画] を実行するときに使用する訪問先リストに貼り付けます。

開始場所と終了場所

ルートまたは車両の開始場所および終了場所は、訪問する訪問先の場所と同じくらい重要です。これらすべての場所を把握することで、ツールは、訪問先を最寄りの車両に割り当てて、全体の移動時間を短縮することができます。[ルートの計画] ツールは、ルートの開始場所および終了場所に基づいて出力ルートに名前を付ける場合があります。

このセクションでは、ルートの開始場所と終了場所の指定方法およびそれらを特定のドライバーまたはルートに関連付ける方法について説明します。次のサブセクションの図を確認し、使用する車両の開始場所および終了場所を適切に描いた図をご参照ください。

複数のパラメーターを組み合わせて使用することで、開始場所と終了場所を設定することができます。以下では、それらのパラメーターの関連性を簡単に説明しています。これらのパラメーターは、後続のサブセクションでより詳しく説明しています。

開始場所および終了場所パラメーター

開始レイヤー

開始レイヤー - このパラメーターは必須ですが、ここに表示されている他のパラメーターに値を設定する際には、開始場所を 1 つ指定するかまたは多数指定するかどうかが重要です。1 つまたは複数のポイントを含むレイヤーを定義することができます。または対話的な編集ツールを使用して、1 つだけのポイントを定義することができます。

開始レイヤー ID フィールド

開始レイヤー ID フィールド - このパラメーターは、複数の開始場所が指定されているときに表示され、関連します。このパラメーターには、ルートの番号、ドライバーの名前、またはその他の一意の名前を指定できます。

スタートに戻る

スタートに戻る - ルートを開始した場所で終了させるには、[スタートに戻る] をオンにします。それ以外の場所で終了させるにはオフにします (また、[スタートに戻る] がオフの場合、1 つ以上の終了場所を指定する必要があります)。

終了レイヤー

終了レイヤー - このパラメーターは、[スタートに戻る] がオフの場合に必須となり、入力が求められます。1 つまたは複数のポイントを含むレイヤーを定義することができます。または対話的な編集ツールを使用して、1 つだけのポイントを定義することができます。

終了レイヤー ID フィールド

終了レイヤー ID フィールド - [スタートに戻る] がオフの場合に必要で、複数のポイントを含むレイヤーが終了場所として指定されます。この ID フィールドには、ルートの数、ドライバーの名前、またはその他の一意の名前を指定できます。

1 つの開始場所から出発し、最後に開始場所に戻る

よくある設定は、すべてのルートで、開始場所と終了場所が同じになる場合です。寄贈品を必要とする人々に効率的に配送したい慈善事業法人は、配達車両を 1 か所のウェアハウスに駐車しています。配送日には、ボランティア スタッフが車両に荷物を積み込むと、さまざまな訪問先へ向かい、荷物を配送します。車両は、配送を完了するとウェアハウスに戻ります。

開始場所および終了場所は次の方法で設定します。

  • 開始レイヤー - 開始レイヤーは 1 か所のみです。これは、マップ上で対話的に指定するか、ポイント 1 つを含むレイヤーを選択して指定します。
  • スタートに戻る - オンにします。

開始場所が 1 か所で、最後に開始場所に戻る場合の入力例
入力: 開始場所が 1 か所で、最後に開始場所に戻る
開始場所が 1 か所で、最後に開始場所に戻る場合の出力例
出力: 開始場所が 1 か所で、最後に開始場所に戻る

出力ルートは、同じ 1 つの場所で開始し、終了します。

1 つの開始場所と 1 つの終了場所

すべてのルートが、1 つの場所から出発し、別の場所で終了する場合があります。たとえば、車庫を出発した後、複数の見学者をそれぞれの自宅まで迎えに行き、コンサートなどのイベントに連れて行く場合のように、同乗者が複数いる車両のルートを計画する場合、車庫は 1 つの開始場所として指定され、イベント会場は 1 つの終了場所になります。

開始場所および終了場所は次の方法で設定します。

  • 開始レイヤー - 開始レイヤーには 1 か所のみ含まれます (たとえば、車両を駐車する車庫)。これは、マップ上で対話的に指定するか、ポイント 1 つを含むレイヤーを選択して指定します。
  • スタートに戻る - オフにします。
  • 終了レイヤー - 終了レイヤーには 1 か所のみ含まれます (たとえば、同乗者を降ろすイベント会場)。これは、マップ上で対話的に指定するか、ポイント 1 つのみ含むレイヤーを選択して指定します。

1 つの開始場所から 1 つの終了場所に移動する場合の入力例
入力: 1 つの開始場所と 1 つの終了場所
1 つの開始場所から 1 つの終了場所に移動する場合の出力例
出力: 1 つの開始場所から 1 つの終了場所

出力ルートは、1 つの場所で開始し、別の場所で終了します。

すべてのドライバーが同じ開始場所と終了場所で開始して終了するため、任意のドライバーが任意のルートを運転できると見なされます。これにより、出力ルートに「ルート 1」や「ルート 2」などの名前が付けられます。

複数の開始場所から出発し、それぞれの開始場所に戻る

この問題タイプでは、各ルートは、一意のポイントから開始し、割り当てられた訪問先を訪問し、開始した場所で終了します。たとえば、検査官は 1 日の始めに自宅を出発し、さまざまな検査場所を訪問して、1 日の終わりに自宅に戻ります。

開始場所および終了場所は次の方法で設定します。

  • 開始レイヤー - このレイヤーには複数のポイント (開始場所ごとに 1 つ) が含まれます (たとえば、ポイントは検査官の自宅を表します)。この問題タイプでは、各ルートには必ずそのルート固有の開始場所が割り当てられます。一部のルートが同じ場所から出発する場合、開始ポイントを次の場所に追加するか、または開始ポイントを互いに重ねて追加することで、各ルートの該当開始場所がそれぞれ異なるようにします。
  • 開始レイヤー ID フィールド - このパラメーターには、ID フィールドを選択します。開始レイヤーには、ルートまたはドライバーを一意に特定するフィールドが含まれている必要があります。このパラメーターには、ルートの番号、ドライバーの名前、またはその他の一意の名前を指定できます。
  • スタートに戻る - オンにします。
複数の開始場所からそれぞれの開始場所に戻る場合の入力例
入力: 複数の開始場所からそれぞれの開始場所に戻る
複数の開始場所からそれぞれの開始場所に戻る場合の出力例
出力: 複数の開始場所からそれぞれの開始場所に戻る

出力ルートは、複数の場所から出発し、それぞれの開始場所に戻って終了します。

ルートおよびドライバーは一意の場所から出発するため、開始レイヤーの ID フィールドを指定する必要があります。出力ルート名は、ID フィールド名と同じになるように自動的に生成されるため、ルートを適切なドライバーに割り当てることができます。

複数の開始場所と 1 つの終了場所

この問題タイプでは、各ルートは、一意のポイントから出発し、割り当てられた訪問先を訪問し、1 つの終了場所で他のルートと合流します。たとえば、地方の学区のスクール バスのドライバーは、夜間はバスを自宅に駐車します。朝になると、ドライバーは自宅からルートを開始し、生徒を乗せて、1 つの学校で生徒を降ろします。

開始場所および終了場所は次の方法で設定します。

  • 開始レイヤー - このレイヤーには複数のポイント (開始場所ごとに 1 つ) が含まれます (たとえば、各バス ドライバーの自宅がポイントの 1 つです)。この問題タイプでは、各ルートには必ずそのルート固有の開始場所が割り当てられます。一部のルートが同じ場所から出発する場合、開始ポイントを次の場所に追加するか、または開始ポイントを互いに重ねて追加することで、各ルートの該当開始場所がそれぞれ異なるようにします。
  • 開始レイヤー ID フィールド - このパラメーターには、ID フィールドを選択します。開始レイヤーには、ルートまたはドライバーを一意に特定するフィールドが含まれている必要があります。このパラメーターには、ルートの番号、ドライバーの名前、またはその他の一意の名前を指定できます。
  • スタートに戻る - オフにします。
  • 終了レイヤー - 終了場所を表す 1 つのポイントが含まれます (たとえば、学校)。

複数の開始場所から 1 つの終了場所に移動する場合の入力例
入力: 複数の開始場所と 1 つの終了場所
複数の開始場所から 1 つの終了場所に移動する場合の出力例
出力: 複数の開始場所から 1 つの終了場所への移動

出力ルートは、複数の場所から出発し、1 つの場所で終了します。

ルートおよびドライバーは一意の場所で開始するため、開始レイヤーには多くのポイントが含まれます。開始レイヤー ID フィールド プロパティが有効になり、値を指定する必要があります。出力ルート名は、ID フィールド名と同じになるように自動的に生成されるため、ルートを適切なドライバーに割り当てて配送することができます。

1 つの開始場所と複数の終了終了場所

1 対多の問題タイプでは、すべてのルートが 1 つのポイントから出発し、割り当てられた訪問先を訪問し、一意の場所で終了します。滞納している顧客のドアに供給停止の警告タグをかける必要がある公益企業の場合、従業員は、職場から自宅に帰る途中にタグをドアにかけた場合には、特別手当が支払われます。この仕事を引き受ける従業員は、本社からタグを受け取り、さまざまな訪問先まで運転してタグをかけ、自宅でルートを終了します。

開始場所および終了場所は次の方法で設定します。

  • 開始レイヤー - 開始レイヤーは 1 か所のみです (たとえば、本社)。これは、マップ上で対話的に指定するか、ポイント 1 つを含むレイヤーを選択して指定します。
  • スタートに戻る - オフにします。
  • 終了レイヤー - このレイヤーには複数のポイント (終了場所ごとに 1 つ) が含まれます (たとえば、従業員の自宅)。この問題タイプでは、各ルートには必ずそのルート固有の終了場所が割り当てられます。一部のルートが同じ場所で終了する場合、終了ポイントを次の場所に追加するか、または終了ポイントを互いに重ねて追加することで、各ルートの該当終了場所がそれぞれ異なるようにします。
  • 終了レイヤー ID フィールド - このパラメーターには、ID フィールドを選択します。終了レイヤーには、ルートまたはドライバーを一意に特定するフィールドが含まれている必要があります。このパラメーターには、ルートの番号、ドライバーの名前、またはその他の一意の名前を指定できます。

1 つの開始場所から複数の終了場所に移動する場合の入力例
入力: 1 つの開始場所と複数の終了場所
1 つの開始場所から複数の終了場所に移動する場合の出力例
出力: 1 つの開始場所から複数の終了場所への移動

出力ルートは、1 つの場所で開始し、複数の場所で終了します。

ルートおよびドライバーは一意の場所で終了するため、終了レイヤーには多くのポイントが含まれます。終了レイヤー ID フィールド プロパティが有効になり、値を指定する必要があります。複数の開始場所から複数の終了場所

多くの開始ポイントから多くの終了ポイント

計画するシナリオによっては、各ルートが一意の開始場所および終了場所を含む場合があります。

開始場所および終了場所は次の方法で設定します。

  • 開始レイヤー - このレイヤーには複数のポイントが含まれます。各開始場所につき 1 つです。この問題タイプでは、各ルートには必ずそのルート固有の開始場所が割り当てられます。一部のルートが同じ場所から出発する場合、開始ポイントを次の場所に追加するか、または開始ポイントを互いに重ねて追加することで、各ルートの該当開始場所がそれぞれ異なるようにします。
  • 開始レイヤー ID フィールド - このパラメーターには、ID フィールドを選択します。開始レイヤーには、ルートまたはドライバーを一意に特定するフィールドが含まれている必要があります。このパラメーターには、ルートの番号、ドライバーの名前、またはその他の一意の名前を指定できます。
  • スタートに戻る - オフにします。
  • 終了レイヤー - このレイヤーには複数のポイントが含まれます。各終了場所につき 1 つです。この問題タイプでは、各ルートには必ずそのルート固有の終了場所が割り当てられます。一部のルートが同じ場所で終了する場合、終了ポイントを次の場所に追加するか、または終了ポイントを互いに重ねて追加することで、各ルートの該当終了場所がそれぞれ異なるようにします。
  • 終了レイヤー ID フィールド - このパラメーターには、ID フィールドを選択します。終了レイヤーには、ルートまたはドライバーを一意に特定するフィールドが含まれている必要があります。このパラメーターには、ルートの番号、ドライバーの名前、またはその他の一意の名前を指定できます。

複数の開始場所から複数の終了場所に移動する場合の入力例
入力: 複数の開始場所と終了場所
複数の開始場所から複数の終了場所に移動する場合の出力例
出力: 複数の開始場所から複数の終了場所への移動

出力ルートは、複数の場所で開始し、複数の場所で終了します。