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トラック ギャップ ディテクター プロセッサ

トラック ギャップ ディテクター プロセッサを使用して、ストリーミング データからのイベントがないことを検出できます。インシデント ディテクターと同様に、トラック ギャップ ディテクターから送信されるジオイベントは、プロセッサが受信したジオイベントのコピー (または派生物) ではありません。プロセッサから送信されるジオイベントは、GeoEvent Server をインストールしたときに作成されるトラック ギャップ ジオイベント定義に関連付けられます。

トラック ギャップ ディテクター プロセッサに送信されるジオイベントには、TRACK_ID を含むジオイベント定義が関連付けられている必要があります。プロセッサは、このタグ付けされたフィールドを使用して、ジオイベントを受信しなくなったタイミングを特定します。トラックのジオイベントがないことをプロセッサが検出するには、まず、そのトラックの TRACK_ID を含む 1 つ以上のジオイベントをプロセッサが受信している必要があります。

トラック ギャップ ディテクター プロセッサでは、以下の [ギャップ期間] と [ギャップ検出間隔] の両方を指定する必要があります。

  • [ギャップ期間] は、期待されるデータを受信しなくなったことを判定するまでのプロセッサの待機時間を秒数で指定します。
  • [ギャップ検出間隔] は、各ポーリング間隔を秒数で指定します。

トラック ギャップ ディテクター プロセッサは、たとえば 120 秒のギャップ検出間隔および 300 秒のギャップ期間を使用して構成された場合、2 分 (120 秒) ごとに受信ジオイベントの内部レジストリを調べ、最後の 5 分 (300 秒) 以内にそのレジストリ内で TRACK_ID が観測されたかどうかをチェックします。

ギャップ検出間隔は、通知を生成する頻度も制御します。通知モードを [連続] に設定した場合、受信が期待されるが最近受信していない TRACK_ID ごとに、プロセッサの内部レジストリの各ポーリングに対して、新しいトラック ギャップ イベントが生成されます。最初にギャップを検出したときに 1 つ目の通知を生成し、期待されるジオイベントを再度受信したときに 2 つ目の通知を生成する場合は、[変更時] 通知モードを指定します。

最後に、トラック ギャップ ディテクター プロセッサを構成する際に、ジオメトリが格納されたジオイベントのフィールドを指定できます。ジオイベントのフィールド名を指定した場合、このプロセッサは、最後に受信したジオイベントのジオメトリを、生成したトラック ギャップ イベントに追加します。たとえば、データ ストリームが車両の位置をレポートしており、30 秒ごとにポーリングして、車両のレポートを最後に受信してから 120 秒以上のギャップが発生したかどうかを判定するようにプロセッサを構成している場合、最後にレポートされた車両の位置をそのギャップ通知イベントに含めるようにプロセッサを構成できます。